37.2℃の微熱

読書と映画の備忘録

+悪夢の後


大事なひとたちがしんでしまう夢を見る。なにもできなかった、なすすべもなくみていることしか。自分が殺される夢のほうがはるかによかった。夢なのに もう目が覚めているのに。夢の中の体験でできた、心の穴があまりにも大きく広がってしまって、自分が穴になってしまったようで、何も感じなくなる。わからなくなる。かなしいとかさびしいとか、つらいとか。


世界は無数の光りと闇のグラデーションでできていて。ひとも世界も刻々とうつりかわっていくし、うつろっていく。だから、そのかわっていくなかでもしもかわらないものがあれば、それをとても大事にしたい。