37.2℃の微熱

読書と映画の備忘録

2011-12-01から1ヶ月間の記事一覧

+31

+ 大晦日。 仕事納めならずで変則的な年末となりました。お仕事しながら過ごしているので、今年は普段どおりの感じが強いのですけれど、夜が深まるにつれて、静かな気持ちになってきています。さっき、星空を見上げながら帰ってきました。時間が過ぎていく…

部品市場にて

+ 仕事の打ち合わせ帰り、秋葉原の喧騒を逃れて、部品市場。 + 最初に来たのは、上京してまもなく、大学に入ったばかりのころ。目的は、鉱石ラヂオをつくりたかったからだった。必要な部品をちゃんとリストアップしていったと思うのだけれど、目的のものが…

月蝕

+ しんしんと冷え込むので、コートに、マフラー二重にして、ニットも重ね着して、さらにレンジで熱々にしたゆたぽん抱えてお外。おうちの近くで、ちょうどよく見えるスポットを発見。左下端からだんだんとかけていく様子は、肉眼でもくっきり見えました。写…

氷がくるまえに

+ 胸に吸いこんできた山の空気はとても綺麗で透明だったから、よけいにさびしかった。あのときの空気は、破れて飛び散った鏡の欠片【かけら】のように、躯だけでなく魂のなかにまで鋭く無数に突き刺さっていて、いまでも全身が鋭い痛みで痺れる。とけること…

waiting for something white,

+ 氷雪忌。 + 澄んでいく空気の中、雪の匂いを待つ日々。今年はいつ届くのだろう、空からの真っ白な手紙たち。さむがりで、すぐ頭やお腹が痛くなったりするくせに、寒冷蕁麻疹もちのくせに、なのに、雪は好きなのです。