37.2℃の微熱

読書と映画の備忘録

2010-04-01から1ヶ月間の記事一覧

+ この、朝の恐ろしさをわすれているわけではない。わすれていなかった。わすれていられたらと願ったこともあったけれど。

練習中

+ 虚空に張りわたされている細い糸の上で、ふわふわ左右に揺れながら均衡をとる練習中。「中庸」を保つのがほんとうは、いちばんむずかしいこと。

kotoba

+ ことばは、名づけ得ないものであったなにかの墓標、痕跡、気配。ことばはことばとして成就したとたん、うしなわれるなにかを孕んでいる。ことばそのものの宿命として。日々、わたしのなかで生まれては死んでいく「なにか」。死に絶えてしまいそうになって…