37.2℃の微熱

読書と映画の備忘録

2006-04-01から1ヶ月間の記事一覧

必要と…

必要とされるのなら大切にされなくてもいい 。・わたしたちは出逢わない。寄り添わない。永遠にお互いを求め続けるために。決して終わらないために。だから終わりはこない。だから世界は在り続ける。ずっとずっと(たぶん)。 最期があるのなら、終わること…

山本タカト展

お慕いしているお姉さまに山本タカト展のオープニングへ お誘いいただいたので、ルーサイト・ギャラリーへお出かけ。 山本タカト氏の原画をみるのははじめてなので、胸が高鳴ります。 会社のお疲れ会で徹夜で呑んでいた(!)のもなんのその、 浮き立つ心を…

眠れない夜は、すこしでも眠れるよう携帯電話で呪文をかけて貰う。偉大な魔法使いがかけてくれる魔法は効き目抜群で、ふるえていても、それがあるのとないのでは全然違う。自分でも呪文を練習しながら目を閉じてみます。

打ち合わせ

駒澤大学で打ち合わせをしたあと、神保町にてT様と打ち合わせ。編集長とひさびさにお会いするS社のW様もいらしていて、4人で呑みました。ワインも三本あけて、とても楽しく過ごさせていただきました。これからが楽しみです。

あるところで

あるところで、ある人をひっそり偲びます。そのあとで、なにかを忘れていないか、確認をする。 そのひとそのもの、ではなくて、そのひとをつうじてみせてもらった、もっと、おおきなもの、たとえばそれは、存在するものすべてが美しくあれる一瞬があるという…

その5

こわい、といったら、こわくないよーと言ってもらう。そのひとことに支えられて、今日一日を生き延びました。

その1 ぼくは…

ぼくは傷の手当をし、少し家事を、いちばん急を要することをした。事実、もう少しでなにもおこらなかったと思いそうだった。ぼくはチリを鍋に戻し、弱火にかけた。そしてまた音楽をかけた。猫が窓から入ってきて、夜は静かだった。「灯りが見えたけど」猫が…

その4

一睡もできないまま、とうとう夜が明けました。身体の震えが止まらないまま、叩くキーボードは普段の倍以上かかります。それでも、書いておかなければ、伝えようとしなければ、形にしなければ、思いは伝わらない。

● その3 女性工学三原則

オルガスマシン作者: イアンワトスン,Ian Watson,大島豊出版社/メーカー: コアマガジン発売日: 2001/06メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 23回この商品を含むブログ (22件) を見る ●女性工学三原則「おまえのからだはおまえのものではない。他の人間のも…

 その2 鈴木いづみ

あたりまえだが、時間は死にむかっておそろしいはやさでおちていくのだ。一瞬一瞬は、回復不可能なのだ。とりかえしのつかないことの連続の、そのまっただなかに投げだされているのに、ふだんはだれも気づかない。 (鈴木いづみ「乾いたヴァイオレンスの街」…

 その2 手元がくるって

衝動的にホチキスで指をばちんとやってしまいました。I字型の針が綺麗に指の腹の上におさまります。 あわてて抜いても血はほとんどでなかったのだけれど、指がじんじんしびれてしまったくらい痛い…それにしても、こんな痛みは久しぶりです。ホチキス針が埋…

その3 Bob Carlos Clarke訃報

'Bob Carlos Clarke died on 25 March 2006. His funeral took place on 6 April, and he was buried in the Brompton,Cemetery, London’ 『OBSESSION』『DARK SUMMER』(トレヴィル)などを出版されている大好きな写真家、ボブ・カルロス・クラーク氏が、…

その1 モールスキン!モールスキン!モールスキン!

先週の水曜日、素敵な紳士から素敵なモールスキンの手帳をいただいてしまいました!その紳士は、恥ずかしそうに、こんな高い手帳は使えないので、と仰るのです! マティスやヘミングウェイも愛用していたという、モールスキンの手帳。かねてからのお気に入り…

最後の三日月

今週いっぱいで店じまいになる「もりそば 三日月」に行く。店主のT氏とのお約束だった、なっとうそばをいただく。なっとうそばは、ちょっと苦手・・と言ったのを、うちは絶対美味しいので、食べにきなさい!と、誘っていただいて、今度うかがいますと約束し…

とても

とても伝えたいことがあった。なのに、まだそれが言葉にならないまま、思考がぐるぐるなにかのまわりをめぐる。でも、どんな言葉も安易に聞こえてしまいそうで、なにも言うことができない。そのとき、ちょうどの言葉を見つけることができなかった。届く言葉…

ひさびさの

久々にですぺらにいく。とても楽しい夜でした。

お約束

お約束していたことをしてもらった。それなのに、さいごはぐったり疲れてしまって、口もきけません。でも、うれしくて心は跳ねているみたいなので大丈夫。

あたりまえだが、時間は死にむかっておそろしいはやさでおちていくのだ。一瞬一瞬は、回復不可能なのだ。とりかえしのつかないことの連続の、そのまっただなかに投げだされているのに、ふだんはだれも気づかない。 (鈴木いづみ「乾いたヴァイオレンスの街」…

筑摩書房の世界文学全集と日本文学全集をひろった!! それも、小雨の真夜中の下北沢で。御本が棄ててあることにも驚いたけれど、それよりもっとすごいのは、日本文学全集の月報によると、第66巻に、池田得太郎の『「家畜小屋」が収録されていること!! わ…

その1 stigma

ときどき、あるひとに傷を強請る。でも、趣味じゃないからと、いつも断られてしまう。 SMでもなんでもないのに。傷なんかだなんて思わない。 特別なひとから強請ったものは、聖女に与えられるstigmaと同じなのに。

その2 幸福

食事が終わると、彼女のこめかみは淡いピンク色になり、目は輝いていた。こんなに穏やかでくつろいだ、それにほとんど幸福そうな彼女を見るのはめったにないことだった。そうたしかに、ほとんど幸福そうだった。それでぼくはヨーグルトを食べるのを忘れた。 …

手塚治虫の『ばるぼら』を『奇子』がお好きなら面白いと思います、と言ってある紳士が貸してくださいました。早速読んでみます。