2009-01-01から1年間の記事一覧
振れ方がここしばらく極端で自分で自分をもてあましています。自分でも不思議で、それもこわくて。あ、でももしかしたらと思い当たることもすこしあったのでしたっけ。だったらもう少し深く潜ればいいはず。いま少し、いましばらく。
去年にくらべたら、けっこう甘いものを口にする機会がふえました(当社比)。今日もうろうろしていて みつけたLOTTEのモルトチョコはたいそう美味しかったです。
関東限定の、とあるお菓子をさがして、いろいろなお菓子売り場をうろうろ。カントリーマアムがあって、はっとする。ある日、昨日まで美味しいってたべていたのだけれど、と残りをさしだされたそれを。受け取って、泣きながら一枚は口に押し込んでみたけれど…
ちょっとまえ、たべないんだから、ちゃんとたべなきゃ、たべなさいと、うでや腰をむにむにとつかまれて、ほそすぎと、おしかりをうけました(コルセットしていたせいもあるのかな……?)。あんまりおもいがけないひとだったので、嬉しいのと余計な配慮をさせ…
丸の内へ。お目当てはカフェ1894。ついてはみたものの、待たないといけないみたいなので、素直にブリックスクエアのほかのカフェへ(残念)。こちらは意外とゆっくりとすごせました。マイミク様にDVDをいただいて、ラテやコーヒーを飲んで。かなり英国っぽい…
目を閉じれば今日も鮮紅色の闇。日曜日、触れた美しいものが少しまぶしすぎたのだわ。
赤い闇に沈みゆく意識。危ういところで救いあげてもらう。
冬至。一年で最も長い夜の日。本来のクリスマス。太陽神の復活を祝う日。熱々のお湯を沸かして柚子風呂に入ります。毎年、柚子をくださる会社のおじさまがいらっしゃるのです。今年もいただきました。ちょっと肌に刺激が強かったけれど、肩までゆっくりと甘…
早く飛行機に乗りたい。雲の上へ昇って行きたい。そこには、なにもない。なにもないのに……。 支えになるものも、褒めてくれるものも、愛してくれるものも、なにもないのに。 けれど、邪魔なものも、遮るものも、僕のことを馬鹿にするものも、なにもないのだ…
世界に追いつけない。
雪の気配がしない。冬の匂いがしない。眠りは遠い。
子供のときから、「子供」のままでいたいなんて思ったことは一度もなかった。ちがう、正確に言うと、そのままではいられないことを知っていた。だからといって、「大人」になりたいと思ったこともなかった。「子供」でいられないなら「大人」になる、という…
そもそもあの夜、、自分がとった行動が、僕は今でも理解できない。だけど、まったく、後悔もない。あの場では、ああいった飛び方しかできなかったはずだ。どんなときでも必ず、最適のルートを僕たちは飛ぶ。飛ぶという行為自体が、そういう意味なのだ。すべ…
つづく本文に、あらゆるバリエーションで描かれている発作のもろもろの症状は、かなりの部分あてはまったし、その表現の一つひとつ、その描写の一つひとつに、そうだよ、そういうふうに閃光が視えるんだ、そういうふうに脱力感は襲うんだ、頭は痛むんだとう…
首を絞めてもらうのは、単純に死の代償行為。それ以上でもそれ以下のものでもなかった。それはいまだって変わらない。殺意がなければ、一般的にはセクシャルな戯れとして読み解かれる、それ。易々と性的興奮の増進と刺激に結び付けられる、それ。確かに、タ…
献本していただいたあの本は、手元に届いたときから、あるひとによって封印されている。だから、実は本を手にしたことはほとんどない。何度も解いてくれるようお願いもしたけれど、その都度拒否されてきた。服用すればそのひとからみて、よくない方向に作用…
ブログの名前、変更したほうがよいかな、と迷い中。リンク元をみると、微熱がでて検索でこちらにいらっしゃるかたが、恐縮してしまうくらい多いのでした。
痛みを与えられたあとの眠りはやすらかだ。現実の苦痛はより鮮やかで神経を昂らせ、悪夢をやすやすと凌駕してしまう。現実の苦痛がまされば、必然眠りは深くなる。それが苦痛を求める理由の一つ。夜毎に、癒えない傷を開いては閉じ、閉じては開きながら、神…
このブログを、沈香のよう、とおっしゃってくださった方がありました。香り、それも一番好きな匂いにたとえていただけるとはうれしいかぎり。沈香は香道で使われるように、熱すると独自の芳香をはなちます。ここもなにかの熱をかんじとったときに、言葉を綴…
11月の夜空は澄み切った深い群青。オリオン瞬く東京の空。星を見上げていると呼吸が深くなった。帰れない日の夜散歩。
今年もこの季節。万聖節よりもハロウィンイヴの日のほうがほっとする。
胸の奥にゆっくりとひろがるやわらかいひかり おだやかな凪のように、こころの海を充たしていく かなしみ、よろこび、うれしさ、いかり、にくしみ、せつなさ、じょうねつ ありとあらゆるかんじょうがとけた海は、おおきなうずをまき、 いま激流さかまく螺旋…
「誰か」に完璧に「所有」されたい。そうはいっても、たとえどれほど破綻しようとも、わたしはわたしの「物語」を生きねばならない。生きて存在しているかぎりは。でも、このごろの内部の喰い荒らされ方は酷い。完全無欠な物語を求めているわけではないのだ…
君たちの存在と死。あらゆることの中で、それだけは確かなこと。 おやすみ、お嬢さん。 『フロム・ヘル』巻頭の献辞。Jack the Ripperに殺されたとされる娼婦たちへの。この献辞ガなんだか気になって、無性に本編を読みたくなっている。――存在と死。それだけ…
「夢をみました」 「どんな夢?」 「お医者様の彼に愛されて、愛され尽くして、最後は生きながら四肢を解体される夢」 「きみはそれを受け入れたの?」 「……受け入れたというより、それが彼の最高の愛情表現だとわかってしまったから、だから受け取りたかっ…
神話の世界へと降りていく夜――石畳の影で繰り広げられる酒宴、鉄製の文字に縁取られた名前、深緑のアンティークの椅子、石榴と葡萄と林檎の果実の香り、暗くおだやかな蝋燭の照明、ひっそりとしのびよる太古の気配、透徹した視線、永遠の切れ端、時の止まっ…
誘惑があった。永遠をひとつ、手にいれようかどうしようか、迷っている。
すこし冷たい風が夏の終わりを告げる。さびしい。次の季節が巡ってくるというのに。
9月が終わる。立ち止まりたい。
いきていなさい、とか、いてほしい、とか、こわくない、とか、だいじょうぶ、とか、ねむれなくてもいいとか、届けられるたくさんの言葉。それなのに、いまでも、こわいときがあります。どこにいていいかわからないときがあります。生きること、存在自体に恐…