37.2℃の微熱

読書と映画の備忘録

2009-09-01から1ヶ月間の記事一覧

9月が終わる

9月が終わる。立ち止まりたい。

Here is not Security and Safety World.

いきていなさい、とか、いてほしい、とか、こわくない、とか、だいじょうぶ、とか、ねむれなくてもいいとか、届けられるたくさんの言葉。それなのに、いまでも、こわいときがあります。どこにいていいかわからないときがあります。生きること、存在自体に恐…

乖離

感情と理性があまりにも乖離し、タイムラグがあることをつくづく嫌悪する。それって、まぎれもなく自分のことですけれど。このごろ大事な会話は、ふかえり(@『1Q84』)みたく、一語文二語文でしか話せなくなっている。感情の起伏なく、淡々とした言葉…

なにかを意識せずに

わたしはもうなにかを意識せずに、なにかをなすことはできない。何重にもはりめぐらされた自我の檻の囚人。逃げる、という選択肢がない。もともと存在しないから。逃げる、ということはわたしにとってはイコール消えること、を意味しているようです。とはい…

荒廃?

「あるがままを撮るから」といわれ、 「荒廃しているね」と、ずいぶん前にある写真家がレンズ越しにいった。身体が? それともほかのなにかが見えていたのだろうか?

世界が

世界が燃え上がるまですべての言葉が詩であればよい。

Nicotiana tabacum

草薙役を完璧に演ずるべく煙草を吸う練習。細部【ディテイル】にこそ神は宿るもの(もし存在するならば)。煙草の箱が半分が空になったころ、意識がなくなってきて、しばらく記憶が途切れた。 煙草で? 煙草で! なぜか体温が急に下がり、震えもきたけれど(…

コルセット締めておでかけ

涼しい秋風に誘われて、ひさびさにコルセット締めておでかけ。コルセットは淑女の正装、乙女の矜持。オーバーバストコルセットは胸がちょっとさびしくなったので、黒いキャミソールの上に、黒の薔薇のジャカード模様がはいったアンダーバストコルセットをも…

シオランより

死について考えていない、と気づくたびに、私はおのれの内の何者かを虚仮【こけ】にし、裏切ったような気持になる。みずから欲するときに自殺できると確信できなくなったとき、はじめて人は未来を恐怖するにいたる。いまこそ永遠にわが身を抹殺すべき瞬間な…

岡真理「あるいは、生きのびるということについて」

個的存在として生きる人間が、そうであるがゆえに他者をもとめざるをえず、しかし、それは他者であるがゆえになお深い孤独を抱かざるをえない、そしてまた、個的存在であるがゆえに、私たちは愛しい者が死んでなお生きながらえなくてはならない、そして、生…

ATフィールド

ところで、ATフィールドとは何の略か覚えておいでですか、みなさま。 Absolute Terror field=絶対恐怖場=「だれもがもっている心の壁」、です。個体維持のための必須条件。それとも一切の恐怖が取り除かれた「どこにも自分がいない脆弱な世界」のほうがお好…

ATフィールド

『ネクロフィリア』と『キスト』

ガブリエル・ヴィトコップ『ネクロフィリア』を読む。わたしの精神はこの手のものを有無を言わさず喜ぶ傾向にあるのだけれど、40ページ読まないうちになんだかつらくなってきた。理由は明白。死者や死者に対する性交感覚などの表現はとても美しいけれど、肥…

校了

土曜日は校了でした。雑誌並みのスケジュールのお仕事。それでも次の日がお休みなので、眠る前に安心してお薬をのむ。つかの間のやすらかな眠り、一日の終わりの擬死儀礼、明日への再生のための。でもちょっと強かったのか、月曜日は1日中ふわふわと生きて…

村上春樹『1Q84』

ようやく村上春樹『1Q84』をよみはじめました。どんな物語なのか予備知識一切なしです。あるひとに自分のちいさいころの人生の話をしたら、そういうことや在り方や思考が、なんだかふかえりや青豆とオーバーラップする、といわれたのを契機【きっかけ】に。…

ほんの一瞬だよ

ほんの一瞬だよ、たったの1、2秒。聞こえてはいけないはずの声が何処かからする。だから、今日は必死で耳をふさいでいる。

『Carrie』

絶望的なものを酷く欲していて、気がつくとレンタル屋さんで『Carrie』を借りていた。ちっちゃいとき、テレビでやっていたのを見たようなおぼろげな記憶はあるのだけれど。ネットなどで怒りとか復讐というような紹介文も読んだけれど、そんな風にはぜんぜん…

9月のはじまり

秋、もう何度目の秋。夢の終わりを待ちながらも、今年もミルクティを美味しいと思えますように。