2006-01-01から1年間の記事一覧
明日は告解をしなければいけない日。赦されても赦されなくても。応えがない神への告白は、言葉すらそらぞらしく思えてきて、ただただ空しさだけが残る。
「一つの違いはね。あたしは、いずれにせよ、あなたを克服するだろうということ」フラニーはぼくに言った。「それが、あたしよ、どんなことでも克服していくのが。だから、あなたに対してもそうなの。でもあなたはあたしを克服できないわね」フラニーはぼく…
スパンアートギャラリーにて、四谷シモンさんサイン会のお手伝い。縁歩から来てくださった方もいて、うれしいやらおどろくやら。そのあとは、夜想のオープニングパーティへむかう。すてきなものにたくさんかこまれてめくるめく夜。さいごは新宿にて、呼んで…
幾度打ち据えられてもまた立ち上がることができますように。進むことができますように。強くあれますように。打ち据えられることをそう思わずにむしろ歓びとしていることができますように。
眠るのが怖い。意識を失うのが怖い。死ぬのを怖いとおもったことはないくせに。
本日7時より、ですぺらにて四谷シモンさんのサイン会をしました。 来ていただいた方、大感謝です!
「多分、私は貴方と出逢っていなかったら、その人に何の迷いもなく自分を任せていたと思う。だっていろんな意味でその人は私にとって最善なのですもの。貴方は特別なの。スペシャルなの。最善は特別には敵わない。というか存在する次元が違うのね」(嶽本野…
渋谷のアップリンクのカフェtabelaにて、モロッコ風ミントティ(砂糖抜きのほうが美味しい)とフルーツタルトでお茶。このあいだのクノップフケーキといい、めずらしくケーキづいているこの頃。 店内にあった映画のチラシで、忙しさに惚けていて、「LUNACY」…
声がなくなるよ、と告げられた。 そう聞こえてしまったのだけれど、実際は「口が開かなくなりますよ」と医者に言われたので、顎関節症(未満?)の治療に病院へ。帰りまぎわ、受付のお姉さんが、今夜からとても寒くなるので、気をつけてくださいね、とさらり…
世界が終わるその瞬間まで眠っていたくて、うとうと微睡んでいた。そうしていたら、とても重たかった目蓋がふっと軽くなったので、目をぱっちりみひらくと、これがこの地球の、ちがった、地球どころか宇宙の最期の一瞬で、ぱぁっと明るい閃光が網膜に飛び込…
風邪をひいてしまった…。仕事場でも、電話をとればとったで、いきなり咳き込む始末…。はじめてのひとから(すくなくとも読者さんから)の電話でなくてよかったと冷や汗をぬぐいました(でも、ごめんなさい…汗)。 今週は、お仕事でたぶん連休はなし。だから…
もと『幻想文学』の編集長であり、現在はアンソロジスト、文芸評論家として、活躍なさっている東雅夫さんが現在、編集長をつとめておられる本邦唯一(!)の怪談雑誌『幽』の公式サイトができたそうです!まだまだ始動中、これからどうなるかとても楽しみな…
宇野邦一訳『アンチ・オイディプス』(河出文庫)、それも文庫版がでたというので、欲しくたまらず、帰りにいそいそと渋谷のブックファーストへ。手にとってはみたけれど…、おうちにまだ半分読んだだけの『ドゥルーズ流動の哲学』(宇野邦一、講談社選書メチ…
指先まで透き通りそうだった10月が終わる。
今更ながら知らなかった『ルパン三世 死の翼アルバトロス』&『さらば愛しきルパン』を見ました。宮崎ルパン、最高!! 見ることができて幸せ! ああ、もぉすっぽんぽんでも断然凛々しい、ナウシカ的不二子ちゃん最高!! 映像が、不二子ちゃんの動きが、も…
ふたたびタロット熱再燃中。お手本は、バーバラ・G・ウォーカー『タロットの秘密』、サブテキストとして国書刊行会『タロット象徴解釈事典』です。占いを信じているわけではなくて、タロットは「言語」で解釈をなすから好みなのです。京極堂の台詞のように、…
このあいだの水曜日、カウンセリングにて箱庭療法というものをやってみました!大学で心理学講座も履修していたり、心理学系の本が好きで、どういうものか知らないわけではなかったので、意図的になってしまうんじゃないかと思ってずいぶん躊躇ったのだけれ…
お休みの緩みか、薬の飲み過ぎで(けっこう作用が強い)微熱が出て、月曜日は会社をお休みしてしまいました。かといって、とくに何ができるわけでもなく、薬が抜けるまでひきつづき安静。
薬の副作用で頭がぼんやりしていて、吐き気と頭痛。とりあえず、薬が代謝されるまでおうちに軟禁中。
もしかしたらふつうは、大人になっていくと、どんどんこわいものがなくなっていって、おおきくなるにつれて、だんだん不気味な世界から遠ざかっていくのかもしれない。でも、そうなってつよくなってちからがついてあたまをはたらかせられるようになったぶん…
真夜中の檻 (創元推理文庫)作者: 平井呈一出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2000/09/12メディア: 文庫 クリック: 31回この商品を含むブログ (29件) を見る「もう離さない。逃げようたって、もう離さないわよ」と彼女は白い豊かな胸をわたしの上にのしかけ…
じっとしているとまた沈んできちゃいそうなので、翠星石嬢(©RosenMaiden)とお喋り。ヒロインキャラ・真紅よりラヴなキャラクター。ツンデレ師匠(北端のなかのツンデレイメージそのまま)でもあり。 ●http://info.from.jp/mu/robom.cgi?mode=msg&nono=4555…
金曜日、痴漢にあってしまって、警察にまで行くことになり、帰宅できたのが土曜日の午前5時…いまだ気分がすぐれません。でも、平井呈一『真夜中の檻』を読んでいたら、少し元気がでました。
胸がどきんどきんとする。なんだかリアルで怖いくらい、身体の鼓動を感じてしまって、眠れない。息苦しくてたまらなくて。睡蓮が生えてくるのならよいのだけれど。
他愛ない生年月日うらない。でも、好きなシュルレアリストに当たると嬉しい。結果はマックス・エルンスト。でも、頭の中にロプロプ鳥飼っているのはエルンストだけじゃなくて、「百頭女」の女の子もじゃなくって? なんだか嬉し。 ヨコハマの美術館で見たエ…
銀の鍵がみつからなくて、睡りの門の前で項垂れています。 あきらめずに探しにもどったほうがよさそうです。
あ、と小さく抵抗の声をあげた。なのに、それは届かなかったようだということが、しばらくしてわかる。でも、声をあげた記憶だけは確かにあって、だからなのか、余計に苦しいみたいだ。