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読書と映画の備忘録

就眠儀式

疲れ切っているくせに、神経はよけい興奮してしまっているので、おくすりを飲んだ。
くすりがきいてくるのをゆっくりまちながら、意識としばしのお別れをする。でも、意識が強制的に奪われてしまうのが、とても怖くて、何故か眠ることの出来るお薬で不安定になってしまう。でも飲み出すとその感覚も麻痺してしまいがちな悪い癖があるから、とりあえず傷つけそうなもの傷つきそうなもの全部しまっておく。

この日々のすべては、いつかいちばんふかい眠りにつくための就眠儀式。未だ儀式の終わりが見えないのは、まだなにか片付け忘れているものがあるからにちがいありません。はやくおもいだしてしまわなければ。そう思いながら、少しでも速くと儀式の完成にいそしむのです。焦るわ。