2008-09-04 幻想の中心 幻想の中心にいたと言ってもらった。そのとき、そのひとに見えた世界が、少しでも美しいものであったのなら嬉しい。 言葉の真の意味で、リアリストである者。彼らだけが、美しいものを夢見ることができる――いや、ちがう。その本当の価値を知っている。それは、彼らからもっとも遠く、遙かに離れたところにあるものだから。常に憧憬する者でありたい。手がとどかないのならせめて。