37.2℃の微熱

読書と映画の備忘録

その2 緊急クリニック

月曜日の帰宅時、からだがふるえて涙腺も壊れてしまったようで・・・会社をでたときから、おかしいおかしいと思っていたのですけれど、とうとう駅で一歩も動けなくなってしまいました。救急車?って思ったのですけれど、一滴も血も出ていないし、今にも死にそうな状態ではない患者は患者でないのです、救急病院にとっては(当たり前だ)。

でも、胸は苦しくて苦しくて、強い感情に支配されてしまって、動けません。心がこんなに張り裂けそうになっていても、死んじゃえばいいっていうくらい苦しくても、ほんとうに胸が裂けてしまったりはしないのが、いつも不思議。
赤い血が流れる傷なんかよりずっとこっちのほうが痛いのに。

とにかく交番にいってまだみてもらえる病院をさがしてもらえ、という指示をもらって、よろよろ歩き出します。でもその駅の反対側にある交番にぐるっとまわるだけのあいだにナンパされるってどうなのよ!? 
・・・こっちはぐちゃぐちゃの泣き顔なのに。
相手の無神経さに一瞬、憎悪の感情が心をよぎります。
よりによってこんなときにやめて、やめてと叫びたい気持ちで交番へようやくたどり着きます。

交番で何軒も電話をかけてもらってようやくみてもらえる精神科をみつけてもらいました。

その病院で安定剤をもらって、それも効かなくてふるえっぱなしなので、とうとう点滴にて薬をいれてもらいます。 心配してくれた会社の上司が一度見に来てくれたのが、嬉しいながらも、情けなくて情けなくてまた泣きそうでした。

ドクターキリコみたいな髪型のお医者さまは、入院できる設備があれば一晩様子をみることもできるけれど・・・といってくださったのですが・・・あいにく入院設備のないところだったのでお薬をもらって帰ります。 連休に入ってしまうので、お薬があるのすごーくありがたいのです。でも、一気に飲まれたら困る、と言われてしまってぎりぎり最低限しかいただけません(でも病院の薬で死ぬのは、実は難しい)。
ちょっとどきどき、これで持ちますように。

ということで、連休にはいってしまいました。
薬のおかげでわりと元気みたいですが、お医者様の指示通り、ゆっくり過ごすことにいたします(でも、遊ぶ)。