37.2℃の微熱

読書と映画の備忘録

大人になるということ

もしかしたらふつうは、大人になっていくと、どんどんこわいものがなくなっていって、おおきくなるにつれて、だんだん不気味な世界から遠ざかっていくのかもしれない。でも、そうなってつよくなってちからがついてあたまをはたらかせられるようになったぶん、いつでも、その薄気味悪さから自由になることも可能になった。そうおもうと、おとなでないときより「ほんとうにおそろしい」ものを抱えこんでしまった気がしてならないのです。