37.2℃の微熱

読書と映画の備忘録

感性の糸

おなかが空いた。おなかが空いているくせに、なにをたべていいのかわからない。あるいはたべたいものがない。あるいは、何も口にはしたくない。おなか空いているのに。
 表出する感情と内面に噴出する感情のバランスが崩れている。もともと調和しているようなものでもないのだけれど。シンプルだと思っていたことに実際に着手してみると、実はとても複雑な手順がいることがわかって、どうしていいのか混乱してしまったような感じ。からみあいほつれた感性の糸を、どうほどいていいのかいまはわからないまま。片手にこんがらかった大きな糸の塊と、もう片方の手には大きな鋏をもって、立ち竦んでいるような気が、今日はするのです。