37.2℃の微熱

読書と映画の備忘録

六月はとりとめもなく

                         

波乱万丈続きで、気がつくと物思いに耽りがち(それより、お仕事お仕事!)昔、夜明け前の海の静けさを聴いた記憶がある。無音という音。あるいは永遠にリピートし続ける4'33"。なんだか落ち着かなくて、そんな静けさが恋しい夜更け。

でも、極地などの音のないところにいくと耳が痛みを感じる、あるいはきんとした音をきくとも。これが本当の無音の音?  
四方が真っ白な雪原では方向感覚や目がおかしくなってしまうから、前方に黒っぽいものを投げ出して進むのだと読んだ記憶もあるのだけれど。
いずれにせよ、なにもないよりも、指標があったほうが次の一歩を踏み出しやすいのでしょう。
かすかにでも暗闇の中で灯りが見えていれば嬉しいもの。

そういえば、ショーレムのツヴィ伝、読みたい。気になります。なってます。彼もまた波乱万丈(?)な人生。何が起こったのだろうと思う。心の内面で。それを伝えうる可能性を持つ手段のひとつとして、語ること、言葉、物語は存在している。
知りたい。