37.2℃の微熱

読書と映画の備忘録

+夏のおわりに

時は飛ぶように過ぎゆき、飽くことなく四季は巡る。今は夏。美しさにしなやかさと強さがそなわる季節。夏の終わりはいつも突然。だから鮮やか。熱気を孕んだ日々は短くて儚くて、白昼夢のようです。よき時間をお過ごしください。


むかし、誰かに書いた手紙のテキストがでてきた。カレンダー上では夏のおわり。でも、暑いせいかそんな気分にはまだなれなくて。毎年ミルクティがひときわ美味しく感じるようになるのが、秋のサインだったりするけれど、それはしばらく先になりそうです。それでも、ときおり風が涼しいのに気づいてはっとなります。移ろっていく時間を感じて。これからすこしずつ蝉の聲から、秋の虫の聲に季節はうつっていくのでしょう。


暑さが残っているうちは今年の夏を満喫できたらいいな。ほんのすこしでも、燦めく夏の時間を時の宝石箱に残すことができれば。それはとてもうれしいことだったりします、から。