37.2℃の微熱

読書と映画の備忘録

その8

いったいいつまでわたしは遅刻していればいいの?
もう追いつけないなにかに。すこし動悸があがってきたけれど、でもまだ目的地は遠い。今の苦しさより、目的地が見えないことのほうが堪えている。確実に遅刻しているという事実が焦りをつのらせる。それに較べれば今の苦しさは苦しさでもなんでもない。なんでもない。