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読書と映画の備忘録

ミサトさんぢゃないよ

メールでわかってしまう。やっぱりミサトさん役をわりふられている。
わたしはミサトさんぢゃないよ。

偉大な母、マグナ・マーテルになっちゃう綾波は、やっぱりこわい(それ以前は好き)。それともあそこまで圧倒的だと、とりこまれて反対に安心してしまうもの?。アスカは、あくまでもあの物語(つまりはシンジくんに対してだけれど)他者でありつづけて、そういう在り方はもちろん嫌いじゃない。

そういうなかで、実はミサトさんこそが女性陣のなかで、もっともネルフに忠実な「父の娘」であったりする。球形になることもふりきって、カジくんにもためらうことなく銃を向けることができる彼女。彼女は「父」を裏切ることは決してしない。リツコさんがゲンドウを撃とうとしたようになんかは絶対にしない。

もっとも完璧で従順な父(ネルフ)の娘。

だから、ミサトさんにとってあくまでもシンジくんは、使徒壊滅のための有効な手段でしかない。断言はできないのだとしても。……もちろんミサトさんは嫌い(なキャラ)じゃないよ。

ねぇ、でも、それでも、あなたはシンジくんでいたいですか?
わたしはあなたにとって、ミサトさん役じゃないといけないのですか?