2009-10-19 鮮紅色の夢 「夢をみました」 「どんな夢?」 「お医者様の彼に愛されて、愛され尽くして、最後は生きながら四肢を解体される夢」 「きみはそれを受け入れたの?」 「……受け入れたというより、それが彼の最高の愛情表現だとわかってしまったから、だから受け取りたかった。受け取ってみたかった。夢の中のわたしはそうだった――」 「――じゃあ、きみの最高の愛情表現ってどういうもの?」