37.2℃の微熱

読書と映画の備忘録

+幻想の書 東雅夫×礒崎純一対談



1月28日の極寒の夜、パラボリカ・ビスで催されました、「幻想の書 その出自と謎にせまる」東雅夫×礒崎純一対談へ行ってまいりました。会場には、関連書物をずらりと並べた、天井まである幻想的な書架が出現! 世界幻想文学大系がずらりと並んでいるのは、やっぱり壮観です。もう、これだけで気分が高揚するディスプレイ。


会場に入ったときはすでに人でいっぱいで、いったん椅子にすわったら、身動きがとれないほど。ご挨拶できなかった方もたくさんいらして、残念でした(ノ_・。)たまたま後ろの席が、知っている方だったので、お話などしているうちに、大入り満員となって、開演です。


対談では、国書刊行会の主な幻想文学シリーズにまつわる諸々の秘話を聞けたり、幻想文学とは? といった刺激的なやりとりが交わされたり。国書の本は小さい頃から好きで好きで、運命的な偶然が重なってのち、とあるご縁があったところでもあります。なので、お名前知っている方がされていたお仕事の話などもたくさん伺えて、嬉しくなってしまったり。真摯な情熱によって、この世に存在することとなった書物たちが、ますますいとおしくなってしまう、そんな話をたくさん聞けたひとときでした。


そういえば、某氏に、あおいさんの名前、名簿のトップにありましたよ、と言われて、びっくり。そんなに早く(遅くもなかったはずですが)、予約したはずではなかったのに? 展覧会や講演会は、忙しさにかまけてほぼ駆け込みになってしまうのに!


ということで、今年初参加イベントでの一番乗り、それも怪奇幻想系ということで、ここは喜んで、縁起をかついでしまおうと思います。

これからもそういった書物や世界とずっと出会いつづけていられますように。
こっそりと、そうお願いした夜でした。