37.2℃の微熱

読書と映画の備忘録

Here is not Security and Safety World.

いきていなさい、とか、いてほしい、とか、こわくない、とか、だいじょうぶ、とか、ねむれなくてもいいとか、届けられるたくさんの言葉。

それなのに、いまでも、

こわいときがあります。どこにいていいかわからないときがあります。生きること、存在自体に恐怖するときがあります。

たくさんのひとにそういってもらっているくせに、いまだにこわくて仕方がなく震えているわたしはとても酷い人間だと、ときどき思うのです。折り重なり、厚くつもっていく言葉のしかばねたち。わたしのところに降りてくるまでは生きていたはずなのに。

存在の恐怖のすみやか且つ永久的な解消法。いまだ数少ない選択脚しか思いつけないわたしは頭がとても悪い。

やさしくしないで。こわがらなくていい、といわないで。安全だと思わせないで。安心させないで。むしろ立ち止まらないよう追い立ててください。好意ではなくむしろ嫌悪や蔑みに安堵するときがあるんです。

だって、そうじゃないとどうしていいか、すぐわからなくなってしまいますから。