37.2℃の微熱

読書と映画の備忘録

刻印


このところ、ほとんど眠れなくて書き散らかしているといつのまにか朝が来ている。お薬は怖いので、いれない。不眠のところにお薬いれたら、効きすぎてそれこそお仕事できなくなっちゃうし。強い薬に慣れなくて、仕事をしないといけないときは、規定量の3倍くらいのカフェイン剤を同時に摂取して、そのせいで余計に胃を荒らしたり、倒れそうなくらいの強烈な吐き気に襲われたりしていました。大量に頻繁に買っていくので、いつも買っていた薬局の方に心配されるほど。

ものすごい速さで膨大な思いや言葉が脳内を横切っていく。それを少しでもすくいとっていきたくて、パソコンに向かっている。よぎっていくことの十分の一も言葉にとじこめられないけれど、消えていくもののほうがはるかに多いのだけれど。たとえむなしい抵抗であっても、ほんのわずかでも残っていくものがあるならば、それをこの世界につなぎとめておきたい。
ねぇ、それがたった一文字でもよいのです。一文字だけでも残る声があるなら。何度も叫ぶ力はわたしにはないから。それでも最期の時がきたならすべてを注ぎ込んで声をあげたい。それがささやきのようにしか聞こえないものであったとしても。たった一度の叫びとして、世界に刻印されたい。でも、それも叶わなくってもいい。そう思えただけでも。自分の欲望をさぐりあてられただけでもよかったの。

また極度に集中してしまって気がつくと、まぶしすぎる朝の光。