37.2℃の微熱

読書と映画の備忘録

約束

約束をした。ですぺら最後の日に貰った、トルコ土産だったというお酒の壜と。ほんの少しだけ残っていたそれは、やっぱりあのお店で綺麗に飲み干してしまいたかったのだけれど、なんとなくそれもできなくて、来年のある日まで残しておくことを約束した。それは来年のその日までわたしが生きていること、という約束でもあります。そう約束してしまったので、残った僅かな液体が揮発してしまわないよう、しっかりしっかり壜の蓋を閉め直したのでした。さて、来年の今頃はなにをしているのでしょう?それまでに、いったい何人の人に会い、何冊の書物を読み、映画を見、音楽を聴きなどして、未知のなにかに出会いつづけられるのでしょうか?